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TOP 【実感】価格を下げるということは自分の価値を下げるということ。

【実感】価格を下げるということは自分の価値を下げるということ。

  • 公開日:2017年10月6日
  • 最終更新日:2018年6月9日
  • カテゴリ:
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Webデザインのような「モノ」ではなく「技術」を売る仕事は、価格があってないようなものと思われがちです。これまでにいろいろな経験をしてきて思うのは安くしても良いことは一つもないということでした。今回は技術と価値について書きたいと思います。

ヤマダソウイチロウ(@sou16ooo)です。本日もお読み頂きありがとうございます!

 

安さで勝負すると疲弊するだけ

私がホームページを創る技術を身につけて最初にやってみたことは、10年以上前の話になりますが、格安ホームページ制作でした。価格は50,000円に設定してテンプレートにテキストや画像を流し込むという内容でした。

集客方法はチラシのみで行いました。昔はインターネット自体が普及していたわけではなかったので、SNSやネット広告などは集客は難しい時代です。

格安ホームページの反響

そんな中で税込50,000円という格安のホームページは非常に反響を呼び、すぐに電話での問い合わせが10件以上頂きました。

結果、5件の契約が決まり、作業をしていくのですが、一向に完成しません。当時はメールで確認ということもできなかったため、毎回プリントアウトしてクライアントへ確認してもらう方法です。

結果的に全ての案件が完成するまでに、3ヶ月もかかってしまいました。完全に赤字です。。。

経営感覚ななかった時代

私の技術が未熟だったのも原因なのですが、一番の問題は経営感覚が20代だった私には全く無かったということです。稼ぎたいなら寝ないで働けば良いといった根性論だけで解決できると勘違いしていました。

まだ20代の頃の話だったので良かったのですが、40代の今でも同じ感覚だったらゾッとしますね。

技術には価値がある

技術を習得するには時間がかかります。その時間も当然組み込まなくては、利益が出ないということを理解しなくては、この問題は解決できません。苦労して身につけた技術の価値と、何の技術も必要のない仕事が同じ価値になってしまうのは、おかしいということに気づかなくてはいけないということです。

わかり易い例で考えると、医者や弁護士ではないでしょうか。医者や弁護士になるまでに、相当な時間をかけて努力の結果なれるのですが、それまでにかけた時間のコストとして高額な報酬を獲得できます。

値下げは誰のためにもならない

以前、お客様に見積を提案した際に「これは高い!」と言われたことがあります。どのあたりが高いと感じたかを伺った所「予算は●●円だからそれ以上は出せない」ということでした。

想定している予算の範囲でやってほしいという気持ちなのでしょうが、完全に技術料という価値を理解して頂けていないから出てくる言葉だと思います。残念ながらこのようなお客様は技術者のことを下に見ています。

 

生き残るためにも価値を考える

フリーランスのWebデザイナーとして生き残るためにも、技術の価値を下げてしまっては難しくなってしまいます。

仕事がない時期にでも、生活していくためにはという理由で安い価格で引き受けてしまうことが、私にも過去にはありました。確かに忙しくはなったのですが、タイミング悪く本当に利益の出る仕事がやってきてたのですが、忙しくてお断りました。

もっと安いところがあればそっちに依頼するだけ

価格で安いから依頼されるのであれば、もっと安いところがあればそっちに依頼されるだけです。別に私にお願いしたいという理由ではないので簡単に離れてしまいます。

別の見方で考えると、お客様の事情を考えて値引きしたとしても、それが信頼関係に繋がるわけでは無いという事です。安くしてくれなければ他の所へ行ってしまうだけなので。

価格以外に勝負できないのが問題

価格の勝負に頼らない仕事をするには、様々なスキルを磨くしかありません。着眼点はいくらでもあります。業種に絞って、その業界専門の制作をするのでも良いですし、SEOのアドバイスに特化させるなど、見方次第で色々な考え方ができるはずです。

最終的には「是非お願いしたので・・・」という相談に変化していきます。結局は価格を下げると、自分の価値が下がるのだなという考え方になりました。

マンガでわかる! 安売りするな! 「価値」を売れ!

マンガでわかる! 安売りするな! 「価値」を売れ!

 
ヤマダソウイチロウ

ヤマダソウイチロウ・1975年3月7日生まれA型、現在49歳。映像制作を中心に、クリエイティブな活動しています。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

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Soichiro Yamada